気分が落ち込んでいる時は、特に初めての場所に足を踏み入れるのは不安なものです。受診を考えていても、診察がどのように進むのか分からず、さらに不安を感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
神谷町ヒルサイドクリニックでは、初めて受診される方が安心して診察を受けられるよう、受診の流れをこちらのページで紹介しています。
診察は初診、再来を問わず全て予約制ですので、まずは受付時間内にお電話を頂き受診日時を確定します。再来の場合は受診当日に次回のご予約をお取り致します。初診時、ご本人が受診できず、ご家族のみ、または関係者が相談をご希望される場合にも自費にて承りますので、その旨予約時にお申し出下さい。
※診察の予約については診療案内をご確認ください。
初診のときは、診察を効率良く進めるため、お待ち時間を利用して問診票にご記入頂きます。あわせて簡易な心理検査にご協力頂く場合もございます。
分かりにくい点は何なりと、受付の者におたずね下さい。
その後順番になりましたら、診察室にご案内致します。ご本人が希望される場合には、お付き添いの方にも入室して頂くことがあります。診察室では、問診票を参考にして、当クリニックに来院された経緯、最もお困りであること(症状)、いつ頃から始まり、何かその原因と考えられることがあるかどうか、等の質問をさせて頂きますので、お気楽にお話し下さい。
お話しされた内容はご本人の了解が無い限り、他人はもちろん、ご家族であってもお話しすることはありませんので、ご安心下さい。
初診時から(ときにはその後何回かに分けてお話を伺ったあとで)考えられる問題点を整理し、必要なら身体的精密検査、または専門的な心理検査のご案内をします。それらから総合的に導かれた診断または診たてに従い、根拠に基づく薬物療法をおすすめ致します。もちろん、薬物に若干の副作用が伴う可能性もあり、十分に情報を提供致します。したがって、仮に過去効果があった薬物であっても、長期的に不利益が勝ると考えられた場合には、ご希望のお薬をお出しできない場合もございます。
薬物療法に抵抗がある方、または希望される方には、カウンセリングを主とした治療法も検討致します。その際、当クリニックだけでなく、連携する専門性の高い機関へご紹介することも可能です。その他の特殊な治療法についても、可能な限りご紹介致します。さらに、病状によっては初期の段階から、集中的な治療もしくは検査のための入院が必要と考えられる際にも、責任を持って関係医療機関にご紹介致します。 いずれにせよ、説明と同意に基づいて、ご本人が納得のいく治療法の選択ができるよう、心がけます。
通院の間隔につきましては、1〜4週間を単位としますが、生活の事情や病状をもとにして決めて参ります。再診においては、主としてご気分や体調、生活環境の変化等をお聞きし、投薬量の調整や薬剤の種類の変更に関する検討と、支持的な精神療法ならびに生活上のアドバイスをさせて頂きます。
通院期間中は、服薬の御指導内容を正確に守って頂くことを前提とし、病状の改善と安定が確認されれば、計画的な薬物の減量が可能となって参ります。それは当然、治療の終結が近づくことを意味します。